―メジャーツアーに出て一年、学生からプロになってどうですか?

学生の時にも増して、ゴルフ一色の日々です。また、雲の上の存在で、テレビの中の人だと思っていた藤田光里プロや成田美寿々プロなどとご一緒した時に、「ここのごはんがおいしかったよ」など色々教えていただけるのが、とても楽しいです。緊張して自分からは話しかけられないんですけどね。

―一位になったクオリティートーナメント(以下QT)のときはどんな気持ちでした?

私の場合、最終戦のエリエールからQTまで一週間あいてしまい、その期間メンタル的にとてもつらかったです。とにかく、なにか気分転換をしなければと一年ぶりぐらいに映画館へ「君の名は。」を見に行きました。試合が始まってしまうと集中して入り込めるので逆に大丈夫なんです。

―そういえば、DNAベイスターズの投手陣と合宿をされてましたね。

はい、三浦大輔さんとご縁があって、ご一緒させていただきました。以前から他の競技の選手がどんな練習をしているか興味があったし、下半身が大切というのはゴルファーもピッチャーと同じなので、とても手ごたえがありましたよ。他にも、それまでは食生活に神経質で、食べたいものを我慢することが多かったんですが「好きなものを思い切りたべることも必要」と言われて、意識が変わりました。

―プロとしていろんな面で成長されていますね。次シーズンの目標は?

それはもう、シード権の獲得です!昨年みたいにQTまで次シーズンに対する不安を抱えて、つらい思いをするのは嫌なので、チャンスがあれば勝ちにいきたいです。

―三ヶ島選手はお父様がキャディをされていますよね。

他のキャディさんもそれぞれの良さがありますが、やはり一番長く私のことをみている存在なので父親だからこその安心感があります。日本アマのときに、父にキャディをしてもらうという夢がかなって「こんな感じでやっていけるなら、プロになってこれからも父にかついでもらいたい」と思いました。次は父が生きているうちに一緒にトロフィーを持って写真を撮ることを目標に、日々練習しています。

―ラウンド中、意見が食い違ったりはしませんか?

あまりないですよ。私はプレーに入ると周りが全然見えなくて、風が吹いていることにも気づかなかったりするんです。そんな時も父が風の状況をみて番手についてアドバイスをくれたりするので助かっています。状況が微妙なときはフックかスライスかなどで言い合うこともたまにありますが、そんなときは間をとってまっすぐ打っちゃいます(笑)。でも基本、最終的に決めるのは自分自身です。

―ゴルフを始めたのもお父様の影響で?

それもあります。当時は水泳もならっていて、そちらで本格的に選手になる話が出ていたころにゴルフを始めたんです。水泳も好きだったけれど、いっせいに「よーいスタート!」で始まって一瞬で勝負が決まるぶん、ゴルフより「競争しなきゃ」という雰囲気が強くて。そういう競技よりはゴルフのようなスタイルに惹かれたのかもしれません。

―家にいるときもゴルフの話をされるんですか?

ほとんどしませんね。父は年末からずっと芸人のピコ太郎さんのことを気に入っているようで(笑)。テレビをみながら急に踊りだしたりして……。私とは友達みたいな関係ですね。

―JUN&ROPÉのウェアはどうですか?

とてもかわいくて大好きです!女の子らしくて、本当にゴルフウェアなのって思うぐらい(笑)。今日の撮影で着たウェアも、事前に衣装の写真をもらってから着るのをずっと楽しみにしていました。特にこの紺のスウェットと赤いボトムのコーディネートが一番好きです。 実は今まであまりスカートがかわいいゴルフウェアにめぐり合えなくて、パンツスタイルが多かったんです。でもJUN&ROPÉのウェアはスカートのデザインがかわいいし、パンツと同じぐらい動きやすくて機能性もあるのでこれからはどんどんスカートを着ていきたいです。